2012年04月28日
フュージョン ディスクパッド交換
フュージョン ディスクパッド交換でお預かりしました。
ビックスクーターはオートマでエンジンブレーキが利かないし
タイヤが小径、それにともないブレーキディスクも小さいので
普通のバイクと比べブレーキパッドやブレーキディスクや
タイヤ、ホイールベアリングの消耗早いです。
面倒でしたが計算してみました。
1000ccクラスのスーパースポーツ系のフロントタイヤ外形
110/70-17 0.586m 1000m走るごとに1706回転回ります。
ビックスクーターのフロントタイヤ外形
120/70-12 0.473m 1000m走るごとに2114回転回ります。
上記の差は1000mあたり408回転ずつ差が出てきます。
計算してみて納得 これでは消耗が早いの当たり前ですね
それとビックスクーターはシングルディスクですしね
一部のビックスクーターはダブルディスクの物もありますが
今回のフュージョンはキャリパーピストンが固くて戻らないので
ディスクパッド交換だけでは終わらず
キャリパーを分解して内部を清掃して油圧系統もリフレシュさせました。
ブレーキオイルはエンジンオイルなどとはことなり
空気中の水分を吸収してしまいます。
長い間交換しないでいると油圧系統まで錆びてしまい
キャリパーピストンを固着させてしまいます。
パッドのみの交換の時は専用工具でキャリパーピストンを
回転させながら念入りに清掃して
キャリパーピストン専用グリスを塗って戻してパッドを交換します。
弊社は作業前にキャリパーを丸洗いするのは当たり前のことなので
やり方はあえて書きません!
ただパッドを交換するだけでは本来の性能は出ません 長持ちしません
ブレーキに限らずいろいろな部分の
性能を向上させて長持ちさせるように
私はいつも作業しています。
