ねじ山、ダメになる 修正、ヘリサート加工
写真はヘリサート後
お客様からシートを止めるボルトのフレーム側のネジ山がダメになったので
修理して欲しいと依頼されました。
見てみるとタップで修正が出来る状態では無く、ネジ山が無い
メインフレームの部分なので裏からネットも付ける事が出来ません
そこでヘリサート加工しました。あまり知られてないかな
本来はアルミに使うものです。鉄材にあまり使いません
鉄の材料に入れるにはヘリサートに熟知していないと難しいです。
フレームの表からは入れる事出来なくて、裏側から入れました。
いろいろ部品を外しましたが
ボルトが入るネジ部分より、大きな穴を開けます。次にヘリサートが入るネジ山を
専用タップでネジ山を作り、写真のヘリサートを専用工具で慎重に回し入れます。
言葉で書くと簡単ですが・・・・・
爪の部分はネジ山に入れてからピンポンチで叩いて折ります。
折るの失敗すると大変ですよ
僕の所では一般のボルト穴、プラグホール、オイルドレインなど
だいたいのヘリサート加工出来ます。
ヘリサートは、アルミダイカストやプラスチックなどの
軟質材に挿入することで、ステンレスの強固なめねじをつくります。
強い締め付けを必要とする箇所、繰り返し使用され耐久性を求められる箇所に最適です。
もっと知りたい方はこちら
http://www.sanyu-seiki.com/e_sert/index.html
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