昔は250ccのスクーターはおじさんしか、乗らなかったのに
ヤマハのマジェスティーが出始めた頃から、若者が多く乗るようになりましたね
新車スクーターは10000kmぐらいは、オイル交換さえもしなくても動き続けてしまします。
最初から丁寧に各部に、あたりをつけながら鳴らし運転した機械は
寿命が劇的に向上します。
最初は500kmオイル交換5000kmまでは1000kmごとにオイル交換したいぐらいです。
安いからって言って、通販で買ったり遠いショップで買ったバイクは
ショップのアドバイスも聞けなかったりで守らなきゃいけない扱い方が全然、守られていない
整備やオイル交換が行われてなかったりで悲惨なスクーターが多いです。
暖気運転は夏場30秒、冬場3分は最低でもして下さい。
スクーターはサイドスタンドを出すとエンジンが止まってしまう構造ですので
なかなか暖気運転しずらいのも 暖気しないお客様が多いのはこれが原因でしょう
オイル交換のサイクルは距離で計っているのが普通ですが
本当はエンジンのかかっている時間で決めるべきです。
郊外の10kmと都内の10kmではオイルの汚れ方がまったく違います。
私の所ではお客様が通ってる道や乗り方を考えて
オイル交換サイクルや使用するオイルを決めさせて頂いてます。
いい状態で永く乗って頂きたいので・・・
オイル交換とはただオイルを変えるだけって思ってないですか
プロは抜いたオイルをみてエンジンの状態を判断しています。
私の所ではオイル交換して頂いたお客様は各部部分の点検もしています。
たとえば後1500km走るとリヤのブレーキがなくなりますので
メンテナンスに来てくださいとか ラジエターから冷却水の漏れた後がありますとか
点検してアドバイスしております。
今回はホンダ フォルッア 走行65000kmの各部の整備でお預かり致しました。
私の所で毎回きちんと、メンテナンスしているスクーターなので15万kmぐらいはもつでしょう
エンジン自体は20万kmぐらいもちそうです。
ディスクパッドの交換はブレーキキャリパーは丸洗い油圧のピストンは徹底的に洗浄して
乾かし油圧のピストンは専用グリスを塗りパッドグリスの事ではありませんよ
通常カップグリスと呼ばれているグリスです。
ピストンが軽く戻らなければブレーキキャリパーは分解してフルメンテナンスしなければ
本来のブレーキ性能は得られません
ここまでやってもメチャ高い工賃は取りませんので
このぐらいまで綺麗にしないと良い性能はでません
ホンダ車や一部のススキ車は前後連動ブレーキが標準装備ですので
かなりきちんとした整備をしないと連動ブレーキのバランスが崩れてしまいますよ
ブレーキのディスクプレートとパッドが当たる面は
サイド両側付近は斜めに減っていきます。
新しいブレーキパッドを交換しても両側のふち付近が斜めに減っているので
センター付近の接触部分が軽く浮いてしまい
本来のブレーキ制動力が出ません
パッドが削られディスクプレートに密着するば 制動力は回復するとは思いますが
何十キロと走らなければならないです。
私の所ではパッドの両サイドをこのように1枚ずつ仕上げて
取付を行います。
今回はブレーキの話で終わります。
その他いろいろ整備しましたがここでは割愛します。