2013年モデル ヤマハ シグナスX 新車 納車準備の整備です。
お客様、購入して頂き大変ありがとうございます。
ユアサのYT7B-BSという バッテリーが使用されています。
このバッテリーは新品の状態ではバッテリー液は入っていません
付属品という形でバッテリーに付いてきます。
ここからが重要です。液を入れようとバッテリー本体に張り付けてある
銀紙のテープ剥がすと通常ならシューウと空気が入る音がします。
これは内部の金属の腐食や酸化被膜を付かない様にする対策なのですが
今回の新車に付属に付いてきたユアサのYT7B-BSバッテリーは
シューウといいませんでした あれ珍しいなぁ~新車で音がしないの
初めてかも・・・・
とりあえず液を入れセッテイングタイムは1時間放置して
キャップを慎重にきちんと圧入し フルオートマチック専用充電器にかけて
次の朝、充電器を見ると終了ランプが消えてない えぇ~なんで!! (これは最高充電電圧に到達していない事)
これでも使えますが長くはもたないかも僕はこういうのが嫌い きちんとしないと我慢できないので
新車のバッテリーなのに初めてよ こりゃ納車に間に合わない
ヤマハの担当営業にTEL、なになにこうしこうなのと言うと
さすが小回りが利くヤマハ ハイわかりました。私がなんとかしますと・・・・
頼もしい限り、それから待つこと1時間30分 NEWバッテリーが届く
さっそく話もせず 、バッテリーのセッテング開始 一晩充電して
今日の朝、充電器を見ると終了ランプが消えてました。
最高充電電圧に達成したという事です。よかった納車できます。
安売り量販店には出来ない 初期のこまやかな整備を僕は必ずしています。
これが永く持たせる秘訣なのです。
バッテリーに液入れてキャップしてポンと車両に付けて
終わりっていうのが大変多いのが実情です。 用品店もこのまま使えますよって
使えるけど長持ちしないって・・・・・
新車なのになんで分解するの?って グリスがちゃんと塗られてるかの確認です。
永く良い状態で乗れるように対策です。 専用グリスを塗り 組立、アクセルの調整して
完了です。たいていの販売店ではこのような作業はしないです。
どこのメーカーかは書けませんが、まったく塗られていないのもあります。
ご自分のバイクのミラーを調整及び交換をしようと緩まない
力いっぱい回したら折れたよ 経験無いですか・
僕は新車時やミラー交換するときはこうして一度分解し
丁寧にグリスを塗って組み立てます。
せっかく僕の所で購入して頂いたのですから、きちんと整備したいので
最近の新車は新規格のミラーになりましたね つまりどちらの方向に回して緩む構造です。
歩行者に当たっても怪我をさせないようになっています。
バッテリーのターミナルはグリスを必ず塗ります。
配線側の金具のかしめ部分にもグリスを詰めます。
金具と配線が半田付けがされている車両は良いですが
一番大電流が流れる所、接触不良が起こらない対策です。
新車時に張る シールとキーホルダー
横長のは車両の両サイド、縦長のは車両の後方かチェーンケース
バイクによって張る場所は変わりますが
これは まずお店の宣伝 僕たちがうちで売ったと直ぐにわかるように
(新車で購入して頂いた方は整備の時毎回 特典があるので)
盗難防止 どこかで放置されてる場合警察から連絡が来るようにです。
年に何回か ありました。最近はありませんが
キーホルダー、車体やメーターパネルに傷をつけない様に柔らかな材質 キーホルダーの色は毎年かわりります。
何年に売ったか直ぐに 僕たちがわかるようにしてあるのです。
また鎖は付けずに 出来るだけ短く作りました。
こちらもキーを紛失した場合、警察から連絡が来ることも多いです。
そのほかにも末永く乗れるように いろんな所をグリスアップします。
特にキーシリンダーの中にグリスを詰めて納車します。内部が減らない様に
永く乗っているとキーが引っ掛かり回りずらくなるのを防止させます。 新車時が肝心なのです。
納車整備は車両によっては1日で終わらない事もあります。
このくらい、きちんやらないと気がすまない性格です。