CB250RSエンジン不調
CB250RSエンジン不調でお預かり致しました。
30年ぐらい前の車両にしては綺麗です。
ペイントはCB風に再塗装されてます。
ホンダに部品ほとんどありませんので
無い物は他の部品で合わせたり製作するしかありません
なかなか大変です。
試運転してエンジンの状況を確かめました。
とにかくガスが濃く全回転域でかぶってる状況
良く乗っていたなと思いますが
キャブレターを取外し分解して調べた所
メインジェットが120番が付いてました。
標準の105番に戻しエンジン始動
まだガスが濃いニードルを点検したら
一段濃い方になってました。これも標準に戻してエンジン始動
あぁ~まだ濃い なんだろう
もしかしたらバルブ??
バルブのクリアランスの点検
隙間がなくなっていました。やっぱり
IN側0.05mmEX側0.1mmに調整してエンジン始動
少しは良くなりましたが納得できません
もう一度キャブレターを分解しましたが
このキャブレターはスロージェットは圧入タイプで
交換は容易じゃありません
古いオートバイで何回もジェット類の清掃を繰り返すと
ジェット類の穴が大きくなります。
今回もかなり穴が大きくなっているようです。
キャブレターを交換すれば本調子になると思いますが
そういうわけにはいきません
ニードルをさらに薄めに一段セットして
エンジン始動しましたがまだ濃い
さらに薄めにクリップ段数をセットしたら
今度はガスが薄すぎて調子悪い
Eクリップの下にワッシャーを入れて
一段濃い位置に調整しました。
エンジン始動
キックしかないから疲れます。今日は何回キックしたのだろう
今度はかなり良いかも
パイロットスクリューを調整して
アイドリングを合わせて
やっと本調子になりました。
最初の状態が不思議なぐらい完璧~
念には念のため、もう一度試運転、合格点でした。
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